ロニー数が陰性対照の1.6倍増加したが用量一反応関係は認められなかった。その他の菌株(TA100,WP2uwA,TA98)の-S9mixと+S9mixおよびTA1537の+S9mixでは、いずれの被験液濃度も復帰コロニー数は陰性対照の復帰コロニー数の1.5倍以下であった。
2回百本試験は、5菌株の-S9mix、+S9mixとも、いずれの被験液濃度でも陰性対照に対する復帰コロニー数の比は1.5倍以下であった。
以上の結果、1回目本試験では復帰コロニー数が陰性対照の1.6〜1.8借の試験条件も観察されたが、いずれも用量一反応関係は認められず、また、これらの増加は、2回目本試験では観察されず再現性が認められなかった。
よって、本試験条件下において、AcidBlue9は、陰性と判定した。
2)AcidBlue52の本試験
1回目および2回目本試験の結果より、陰性対照の復帰コロニー数を1とした時の各濃度の復帰コロニー数の比を図7−3に示す。
1回目本試験の結果、TA1537菌株の+S9mixでは、被験液濃度0.156mg/プレートで復帰コロニー数が陰性対照の1.5倍に増加したが用量一反応関係は認められず、また、2回目本試験では同一試験条件で増加が確認されなかった。