C.大崎上島の玄関口としての諸サービス機能の導入による交流拠点の形成
本町の文化情報、物産情報、観光案内と様々な催しの開催などを通して、本土住民と島の住民が交流する場を形成する。
d.島の魅力を生かした感性豊かな文化が表現される街の形成
ウオーターフロントを活かした景観形成や文化性の高い建築デザインを誘導し、島への愛着を育み、思い出に残る魅力的な地区の形成を図る。
(3)地区の構成とゾーニング計画
ア動線計画・地区の骨格形成
安全で快適な環境を形成するため、外周部の主要地方道大崎上島循環線へ駐車場を設置し、地区内は原則歩行者専用空間とする。
海岸線に設けられるプロムナード及び小原川沿線の広幅員遊歩道(プロムナード)を地区の骨格として、プロムナード沿道に各種施設を配置する。
イ
ゾーニング計画
小原川を中心として南と北地区の利用目的を区分し、各機能に相応しい環境を形成する。
フェーリー基地が設けられている小原川南側のゾーンは、主に民間資本を導入するにぎわいあるゾーンとしての育成を図り、小原川北側ゾーンは住民相互あるいは島外住民との交流拠点としてのゾーン育成を図る。
このため、小原川南側ゾーンでは、健康文化都市構想の拠点的機能を担う保健福祉センターに加えて、ショッピング、レストランなどの商業、飲食施設や島の特産物販売、観光情報などの提供を行う物産会館(海の駅)の整備を検討する。
小原川北側ゾーンは、若年世帯を主たる対象とする住宅供給と図書館、文化ホール(交流ホール)、広場の設置にあわせ、住民の緊急時に対応するヘリポート基地の整備を検討する。
ウ導入施設と配置計画
施設の種類、規模については、今後、詳細な検討を必要とするが、概ね次のような施設の導入を検討する。