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(イ)島の景観・環境の状況

 本町は、瀬戸内海の離島としての自然と多島美を有するものの、瀬戸内の島の中で際立って美しい自然景観の島であるとはいい難い。また、海岸線に立ち並ぶ建物などの人工物による町の景観は、魅力的であるとはいい難い。

 かつてコスモスの島として、道路沿いなどでのコスモスによる緑化運動も盛んに行われていたが、現在では下火になり、コスモスを見ることがない。

 島を離れる若者達が将来にわたって自分の町に誇りをもち、また、都市住民との交流を進めていくためには、地域の風土、自然を生かした魅力的なまちづくりを進める必要がある。

 同時に、本土から訪れる訪問客が海上から眺める魅力的な景観誘導を進める必要があるとともに、かつて行われたコスモスの島づくり運動を復活させ、美しい環境の形成と住民自らのまちづくりを展開する必要がある。

(ウ)町のにぎわい

 本町は、白水及び垂水地区が大崎上島の玄関口の機能を担い、また、本町の中心地区としての機能を担っている。しかし、白水地区では、行政機能とJA経営スーパーと小売り店舗1店及び飲食店が若干集積し、また、垂水地区は店舗及び飲食店とフェリー基地があるだけで町の中心地区としての商業機能や賑いが充分とはいえない。

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