(ア)自然環境条件を生かした観光展開 本町を含む広島県瀬戸内海中部地域の観光は、年間約300万人程度の入り込み実績を残している。
広島県内では、広島市、宮島などの著名な観光地を有する広島湾地域が年間1,500万人を越える観光客を集めているほか、瀬戸内海東部地域も尾道や福山などを中心として年間800万人以上の観光客を迎えている。
瀬戸内海中部地域における観光は、呉、竹原などの都市への入り込みが比較的多いほかは、大半が島しょ部における小規模の観光地ないしは観光資源が中心となっており、交通条件の厳しさ(船便の本数が少ない、フェリーの利用料金が高いなど)ゆえの観光振興の難しさを抱えている。