(3)陸上交通の状況 本町は・離島であると同時に急峻な地形が大半であるため、道路整備は立ち遅れている。
幹線道路としては・主要地方道大崎上島循環線が大崎上島の沿岸部を一周し、日常生活や産業活動を担う重要な路線となっている。しかし、部分的に幅員が狭い区間もあり・全区間にわたる改良整備の完了が望まれる。
これ以外の道路については、町を横断する道路において、急勾配や狭隆、屈曲箇所が多く大型車両の通行には支障があるほか、集落内の道路はほとんどが狭隆で日常交通の機能確保の面や防災上の面から改善が必要となっている。
また、陸上における公共交通手段であるバスについては、現在運行されてはいるが、道路事情もあって必ずしも充分なサービスが行われているとはいえない。
一方・本土と陸路での直接連絡を可能にする手段としてかねてから期待されている架橋については、豊町(大崎下島)、蒲刈町(上蒲刈島)を経て本土と連絡する安芸灘諸島連絡架橋が地元案として決定した。