日本財団 図書館


../images/038-1.gif

   1 狙い

 ○ 薬草や山野草などの地域の素材を浮かした薬膳料理を開発し、健康の里の「食」文化の魅力を高めるとともに、薬膳の素材を地元生産していくことを広めることにより、農業振興に寄与させていく。

   2 整備イメージ

   (整備の考え方)

 ○ 現在栽培しているミシマサイコやトウキを始め、栗、きゅうり、にらといった当地域の主たる農作物、あるいはタンポポやキクといった山野草など、身近な薬用植物を活かし地元色ある薬膳料理を開発する。
 ○ 薬草などの素材発掘に当たっては、例えば中国の薬草の専門家やあるいはハーブの研究家などの協力を得ていく。
 ○ 料理メニューとしては、いわば和風的な郷土料理から、洋風、中華風など、多彩なメニューを開発し、地域性や客層とあわせ適宜導入していく。

   (整備の内容)

 ○ 薬膳料理開発研究会の組織化

   ・外部の専門家も交え西諸地域の素材発見をするとともに、地元の婦人などの協力を得ながら試作品の開発を行う。

 ○ 薬膳レストランの整備

   ・薬膳を名物にしたレストランを整備する。レストランのタイプとしては、和風〜洋風まで各種考えられる。

   ※食養レストラン

    中国の“医食同源”にみられるように、生命を育み、健康を維持・増進させる元は食であるという中医・漢方の考え方を軸に、ここでは食事による偉康づくりを「食養」と位置づけ、薬膳料理とか各種の地域食材を活かした健康食、郷土料理を提供する“元気のでるレストラン”とする。

    整備例:群馬県中之条町薬王園の薬膳料理、薬膳カレー、串間リフレッシュビレッジの薬膳定食など。

 ○ 薬膳教室の開催

   ・地元住民とともに、周辺都市圏住民や観光客などが参加できる薬膳料理の講習会を定期的に開催する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION