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   ウ 南部地域

・北川副、本庄、西与賀地区で構成される南部地域は、北側の一部が市街化区域に含まれているが、地域の大半が市街化調整区域の農業振興地域指定である。
・西与賀及び北川副地区全体では、人口が減少しているが、市街化区域においては市街化が進展し、人口が増加しているものと想定される。地域を通る環状南線沿道では、商業・業務施設の立地がみられる。
・本地域は、市内では佐賀空港に最も近い位置にあることから、佐賀空港の開港に合わせた空港関連業務、先端技術産業などの導入が検討されている。

   エ 西部地域

・鍋島地区は、区画整理事業と佐賀医大の立地によって、本市の中で最も人口や商業、業務機能の集積が進展している地区である。
・商業機能は、西部地域及び大和町などを商圏とした拠点商業地としての性格を増している。
・新栄地区は、小学校区の変更で人口の推移は、明らかではないが、都心周辺の住宅地として人口が増加しているものと想定される。
・鍋島地区は、九州北部学術研究都市整備構想の導入による、本県の学術研究拠点機能の担う地区として期待されている。
・嘉瀬地区は大半が農業振興地域であるが、佐賀国際バルーン大会の開催が行われ、バルーンのメッカとなっている。

 

   オ 北部地域

・本市の中で唯一の丘陵地、自然地を有する北部地域は、高速道路サービスエリア及び薬草公園(金立公園)と連携したハイウェイ・オアシス整備や高校の立地、工業団地造成など、自然環境と調和した大規模開発が進められている。
・また、この地は、葉隠れ発祥の地や徐福による不老不死の薬草発見伝説などをコンセプトとした薬草公園の整備により、新たな観光・レクリエーション地として脚光を浴びつつある。
・人口は、市街地に近い高木瀬地区で若干減少し、丘陵地の金立、久保泉地区では都市開発などにより人口増加となっている。
・工業団地は、今日の経済情勢などを反映し、企業誘致が遅延している。

 

 

 

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