(シナリオ1)九州他県の県庁所在都市に匹敵する地方中核都市の形成
全県を対象として県勢の発展を牽引する都市機能の強化・集積を図り、九州他県の県庁所在都市に匹敵する地方中核都市の形成を目標とするものである。このシナリオでは、現在の都市機能の集積状況から大きく飛躍した都市機能の導入や事業展開が求められる。
(シナリオ2)佐賀地区広域市町村圏をサービス圏として、住民が快適で豊かに暮らせる都市形成
シナリオの二つめは、佐賀地区広域市町村圏をサービス圏として、県人口の約40%の約35万人を対象として、市民及び圏域住民が快適で豊かに暮らせ、また、若者にとって魅力的で多様な選択可能な就労機会のある、活力のある都市形成を目標とするものである。
本調査研究では、当面は下記の理由からシナリオ2を中心とした「佐賀地区広域市町村圏をサービス圏として、住民が快適で豊かに暮らせる都市形成」を基本とした都市整備を提案する。
しかし、実際には県庁所在都市として、金融、経済、行政などの全県の対象とした都市サービスを担うべき機能などがあり、実際はシナリオ1と2を併せ持つ展開となろう。
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