第4章 佐賀市の都市形成の方向
1.地方中核都市としての佐賀市の役割
(1)地方中核都市の定義
地方中核都市としての佐賀市の将来都市機能の方向を検討するに当たって、地方中核都市の性格を明らかにする必要がある。
地方中核都市としての基準・性格は定められていないが、国政としては、東京一極集中の是正を図り、多極分散型国土形成を図るため、地方中枢都市に加えては、都市機能を全国的に展開するに当たっての拠点的地域として、就業機会の提供、周辺農山漁村を含めた基礎的な都市サービスの提供の場、産業、文化、教育、観光など、地域特性を生かした独白の活動の場として整備を推進するものとしている。
地方中核都市は、県庁所在都市あるいはそれと匹敵する都市が該当することから、都市的サービス圏域は、全県ないしは県の半分程の地域をサービス圏とした都市圏と想定される。
(2)地方中核都市としての佐賀市が担う都市機能圏域
地方中核都市としての佐賀市が担う都市機能を検討するに当たって、佐賀市が受け持つ都市機能サービス圏域を設定する必要がある。佐賀市における都市機能サービス圏域として下記に示す2つのシナリオが考えうる。
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