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第1章 既往計画による佐賀市の位置づけ

1.県計画、広域圏での位置づけ

(1)佐賀県新総合計画による佐賀市の位置づけ

(計画期間:平成6年度〜15年度)

 

ア 佐賀発展の素地

(ア)アジアの中の佐賀

環日本海経済圏や環黄海経済圏の形成などの動向やアジアとの歴史的な交流実績などを踏まえて、アジアとの文化・学術交流、佐賀が有する自然景観、史跡、特産品などの交流や農業技術、灌概技術、陶磁器技術交流による活性化を図るものとしている。

(イ)わが国及び九州の中の佐賀

佐賀県は、交通の要衝としての魅力が更に高まるとともに国土軸構想の中で本県の役割が期待されているとしている。
また、九州の中枢都市※1・福岡圏との関係が強まる中で福岡都市圏の活力を利用し、福岡都市圏など、九州北部各都市圏との交流や県内社会経済活動の循環性を高めるものとしている。また、アジア地域との交流機能を高めていくため、アジアのセンター的機能を果たす情報発信機能を高めることを目標として掲げている。

 

イ 県計画における佐賀市の位置づけ

港湾強化や佐賀空港の国際機能などの強化による東アジア及び東南アジアにおける経済圏の中枢機能を担うものとしている。
また、2つの県土軸である有明海側県土軸と玄界灘側県土軸を結ぶ南北交通軸の整備により、求心力が弱い分散型都市構造の中で、県内全域の発展を牽引する中核都市として位置づけし、佐賀都市圏を中核都市圏として育成するため、次のような機能強化を図るものとしている。
・若者が魅力を感じる賑い拠点や就業の場の整備
・佐賀空港を活用した広域的な地域整備による福岡県域を含めた有明海北部地域における交流拠点の形成

 

 

 

 

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