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(3)構想における宇都宮市の位置づけ、役割

 宇都宮市は構想実現に向けて、実務面での中心的役割及び観光文化機能の充実強化の両面で中心的、先導的役割を果たすことが求められる。

 

ア 北関東地域における拠点都市としての交流ターミナル

  宇都宮市は首都圏からの交通利便性に優れ、今後の基盤整備により北関東地域における交通の結節点となることが見込まれる。さらに、宿泊機能も北関東有数の規模を有する。このことから宇都宮市は、観光・文化面においても、単に首都圏と栃木県内各地域への中継基地にとどまらず、北関東地域における人、もの、情報の交流のターミナル的な機能を担うことが可能である。

 

イ 豊富な観光・文化資源を活かした観光・文化情報発信拠点

  宇都宮市周辺には日光・鬼怒川という日本有数の観光地を近隣に控えており、それらと連携した観光情報の発信を行うことが可能である。
  宇都宮市は、北関東地域において特に情報発信性を担うことができる文化・観光資源として、石の文化情報発信機能(大谷地区)、関東有数の集客力を誇る宮まつり、農林公園(ろまんちっく村)、市立美術館、雷都物語の統一ブランドの物産品などを有している。これらを充実強化していくことにより北関東地域における観光・文化機能を先導的に整備していく役割を担っている。

 

 

 

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