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【対応策4観光誘発策】

 宇都宮に寄っていこう、観にいこう、と思わせるような雰囲気のある都市づくりである。都市景観の形成や交通、公園などに絡む観光基盤の整備、また見るべき観光資源の整備、創出が課題となる。民間が触発されて事業意欲が増せば、まさに第三のインフラストラクチュアともいえる観光基盤が形成される。

 

 12)都市景観の形成

 宇都宮の市街地は平場のために市街地の景観の拡がりが把握できない。都市風景を構成する各要素の美観は都市観光上の重要な資源となる。

 

(1)都市風景・都市景観

 新たな施設の設置の際にはデザイン性の向上を啓蒙し、公共施設は先導的役割をもって都市景観の形成を図る。

 1.大谷石を取り入れたまちづくり

 2.街路景観の形成・街路の緑化推進

  ・施設・空間のブラッシュアップ

  ・観光施設のデザイン性の向上

  ・水辺景観の整備…プロムナードの延伸

 3.都市空間の演出

  ・夜の景観演出、夜のイベント、ライトアップ、イルミネーション

 4.市内出入り口の景観形成(駅前、IC、橋詰など)

 5.景観形成モデル地区などの設定

  ・景観構造、景観要素の保全形成手法の研究

 6.公共施設の先導的景観形成

  ・シードづくり

  ・公共施設のデザイン

 

 

 

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