9)回遊性の形成
観光スポットを巡る回遊性の組立てから歩行路のネットワークの形成を図り、また自転車路の整備による自転車回遊都市へと整備していく。
(1)歩行路のネットワークの形成
城下町は徒歩を軸とした市街地構成がなされていた。今後の高齢化社会及び健康指向の時代に向けて、街をぶらぶら見て歩く安全な回遊機能を充実し、歩きたくなる街路づくりとネットワークの構成を組立てる。
1.スポット的公園や観光施設(小シンボル、商業施設、文化施設、文化財など)の計画的配置
2.歩行路のテーマ化
・歴史の路、水辺の路、水辺プロムナード延伸など、街路のテーマ性の付与
・『食のみち』、『寺町通り』、『土産屋通りjなどのテーマ性のある機能や雰囲気の付与
・街路樹や街角彫刻など、街路構成要素におけるテーマ性の付与
3.回遊路の明示、命名化
4.歩行路の視覚化、環境整備
・回遊路の顕在化、舗装、緑化
・市内各所での歴史、いわれなど観光案内地図板などの設置
5.観光資源のネットワークと回遊路コースの設定
6.モデル地区、歩きやすい歩行路の重点的エリア整備
7.街路での行事化
8.回遊路の広報宣伝
(2)自転車回遊都市へ 一自転車路の整備・自転草による回遊一
宇都宮は比較的平坦であり、無公害である自転車による移動に適している。また、国際的自転車レースが開催された実績もあり、自転車をテーマにした回遊性を高める。
1.鬼怒川サイクリングロード、田川サイクリングロードを軸にした市街地サイクリングロードネットワークの形成
2.自転軍での森林公園から市街地内への展開