（4）高度化享集（中小企業事業団）（平成9年2月現在）

?高度化事業について

　高度化事業とは、「中小企業者が経営体質を改善し、経営環境の著しい変化に対応を図り、 健全に成長発展していくために中小企業者の共同の力で組合等を設立して経営体質の改善・ 向上を図る事業（高度化に寄与する事業）」と「地方公共団体と中小企業者が一体となって 第3セクターを設立し、中小企業の経営基盤の強化を支援する事業（高度化を支援する事業）」 の総称をいう。

?高度化資金助成制度

　そして、これらの高度化事業の推進を図るにあたり、中小企業事業団は都道府県や通商産業局 と協力して事前指導・診断指導等を行い、事業資金の助成を行っており、この制度をr高度化資金 助成制度」という。

?高度化資金の特色

　●助成対象となる事業

助成の対象となる事業は、中小企業者の組合等が実施する集団化・共同化・協業化・融合化事業転換等の他、第3セクターが実施する支援等の事業から構成されており、事業の要件はすべて法令に定められている。また、診断指導は資金助成後も随時行われることになっている。

高度化資金については、都道府県を窓口として中小企業事業団と都道府県とが協調して助成を行う。

都市計画事業等に基づいて実施される店舗等集団化事業（卸・小売り団地）等は、中小企業の施設整備に伴い、地域のまちづくりと一体となった取り組みが可能となり、地域の活性化にも貢献する。

高度化事業を円滑化に実施するため、中小企業者の組合等は各種税制の特例措置が受けられる。

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