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4.流通業務機能の立地条件の評価

 上位計画及び関連計画の整理及び各IC周辺地域の広域的条件の整理から各IC周辺地域 における物流拠点(LC、SLCなど)形成の妥当性を以下に評価する。

 (1)上位計画及び関連計画からの妥当性

  ア.影響の大きい名浜道路と名古屋三河道路が未確定

 第11次道路整備五箇年計画における広域交通網では、名古屋三河道路や中部新国際空港 とアクセスする可能性のある名浜道路が建設省において現在調査中であることから、これらの 道路を踏まえた妥当性の評価をすることは不可能であるが、これらの道路と名豊道路の関わり によっては立地条件が急激に高まるものと考えられる。

  イ.予想される南北方向の交通需要増大から芦谷ICの立地条件は一層
    高まる

 土地利用関連のプロジェクトでは幸閏町北側に「あいち学術研究開発ゾーン構想」や幸田町 南側に「三河湾地域リゾート整備構想」などがあることから、南北方向の交通需要が増えてくる ものと考えられ、南北交通軸となる国道248号にアクセスする芦谷ICは立地条件が一層高まって くるものと考えられる。

  ウ.形成する物流拠点は地域を対象としたものが望ましい

 関連計画の「中部国際総合物流センターネットワーク構想」によれば、現在の物流関連 民間業者が中部地域内に物流拠点の配置を検討しており、幸田町はこれに該当していない ことから中部地域のような広域を対象とする物流拠点の形成は難しいと考えられる。
 したがって、幸田町の各IC周辺地域においては中部圏における広域の流通サービスを行う 物流拠点というよりも、幸田町周辺の地域の流通サービスを行う拠点形成を目指すことが 望ましいと考えられる。

 

 

 

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