このため、当機構では、これら様々な課題の解決に資するため、一つは全地方公共団体に係る全般的な立場から、一つは個々の地方公共団体に係る地域の実情に即した立場から多角的に課題を取り上げ調査研究を行っている。本年度は12の具体的なテーマを設定し調査研究を実施した。本報告書は、このうちの1つの結果をとりまとめたものである。
本調査研究は、高まる健康志向を背景に、宮崎県西諸地域を調査対象地域として、薬草や山野草を活用した農山村型のヘルスリゾート「薬草を活かした健康の里」のあり方を検討したものである。
本調査研究の企画及び実施にあたっては、委員長をはじめ委員各位に多大なご尽力をいただくとともに、自治省はじめ関係省庁、関係地方公共団体及び各種研究機関などから多くのご指導とご協力をいただいており、誠に感鮒に堪えないところである。
また、本調査研究は、財団法人日本船舶振興会の補助金を受けて行ったものであり、ここに謝意を表する次第である。
本報告書がひろく地方公共団体の各種課題の解決と施策展開の一助となれば幸甚である。
平成9年3月
財団法人 地方自治研究機構
理事長 石 原 信 雄