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域外にシンパ(ファン)をもっているという励みにつながる点である。
 

イ離島における「交流」についての意識

 離島はその立地特性からみて、特に「交流」の必要性は高いが、現在の我が国の離島に住む住民の「交流」に対する意識は図表35のとおりとなっている。また、そのときに必要な条件としては、図表36のとおり、島外との交通の整備や宿泊施設の整備などがあげられている。
 

ウ玄海諸島における交流の現況と必宴性

 玄海諸島は島であるがゆえに、閉鎖性が強く、市場性も悪い。玄海諸島間においても航路の直接的なつながりはなく、「島本土」との関係であり「島島」のっながりはほとんどない。
 現在、玄海諸島で交流事業を展開しているのは、高島、神集島、小川島、向島の学校でスポーツや体験学習を介した交流事業程度である。玄海諸島において交流事業を展開していくことは、特に次の点で重要と思われる。
 
○文化的効果の面では、島の人たちが島外の人と触れ合うことで、カルチャーショックを受け意識啓発の契機となりうる。
○経済効果の面では、“ふるさと島民”的なリピーターの訪客効果をもつとともに、島の特産品の販路開拓の一つとなる。
 
 今後、玄海諸島において交流事業を展開していくときの素材としては、例えば次のようなものがあげられる。  

○全国の島とのネットワーク
○対馬海流を介した海のネットワーク
○渡り鳥の中継地としてのつながり
○海士漁の縁
○大陸交流の縁
○全国にある万葉の歌のつながり
○全国の捕鯨基地との縁
○ブラジル移民の歴史
○カトリックのつながり

 

 

 

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