(ウ)「出開帳」型イベントの開催、天神イムズの活用、長期的にはアンテナショップ。
3)の「博多を中心にした都市市場」については、先に示した全国的な消費者二一ズと基本的には同じ志向にあると考えてよい。
すなわち、「和・地・手・生・彩」の志向があり、その感性に訴えられるアピールをいかにおこなうかである。
長期的には、安定的な販路を形成していく必要があるが、まずは、「出開帳」型のイベントを博多中心部で行ったり、天神イムズ(佐賀情報センター)での情報提供や特別展の開催などにより、消費者に直接アピールすることが必要である。
さらに長期的にはアンテナショップを設け、情報提供とともに、消費者二一ズを吸収する窓口としていく必要がある。
なお、特産品を売り出していくには、各島単独でのアピールでは弱い。すなわち玄海諸島が一つのブランドになって売り出していくような方策を考える必要がある。
※出開帳(でがいちょう)とは、直接の意味は仏体・本尊を寺の外に運んで拝ませることで、転じて市場へ直接出向いて販促活動などを行うことをいう。