95年度の内航海運の取扱量をみると、九州・山口地域発貨物は161,470千トンであり、うち域内貨物は58,032千トン(全体の35.9%)、残りが域外貨物である。域内貨物で流動が大きいのは「中九州→山口」(12,045千トン)であり、これは多くが大分から山口への「石灰石」(8,597千トン)輸送である。域外流動では「山口→阪神」(14,296千トン)であり、品目をみると「セメント」(6,165千トン)、「石灰石」(4,705千トン)である。
一方、九州・山口地域着貨物は96,229千トンであり、うち域内貨物は58,032千トン(全体の60.3%)、残りが域外貨物である。域外流動では「山陽→北九州」(6,561千トン)であり、品目をみると「鉄鋼」(1,612千トン)、「揮発油」(649千トン)、「化学薬品」(523千トン)「重油」(508千トン)である。
注:表3−1−3と表3−1−4の合計が合わないのは、1,000M/Tで集計している結果である。