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 関門港を新規利用、利用拡大するための条件については、韓国航路、台湾航路、香港航路では他のアジア航路と比較して、週1便とする企業の割合が3割程度と低く、逆に週3便以上とする企業の割合が3割以上と高い(ただし、実際には韓国航路、台湾航路、香港航路のいずれもほぼ毎日寄港している)。特に香港航路では半数の企業が週3便以上を条件としている。一方、中国航路等地のアジア航路では週1便とする企業がほぼ半数以上を占めている(マレーシアを除く)。
 すでに、関門港において航路網の充実した韓国航路、台湾航路、香港航路については、便数の多頻度化が求められていると考えられる。

 

 なお、増設・増便により関門港の新規利用、利用拡大の意向を持つ企業について、相手国別に現状における輸出入量の合計を算出すると、台湾(600TEU/月、全体の30.4%に相当)、中国北部(532TEU/月、全体の81.6%に相当)、韓国(430TEU/月、全体の46.1%に相当)が多い。

 

 

 

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