（3）関門港における港湾物流機能充実のための具体的方策の提言
（1）および（2）を踏まえ、関門港において港湾物流機能を充実していくための方策を機能別に具体的に検討し、提言を行なう。
1） 事例研究結果の関門港への適用可能性の検討
事例研究により得られた先進的な港湾物流機能充実の方策について、対象港湾と関門港の特性の類似点・相違点等に着目しながら、関門港への適用可能性を検討する。
2） 港湾物流機能充実の具体的方策の検討
まず、1）の成果を踏まえながら、関門港において港湾物流機能の充実にあたって想定されうる具体的な方策を関門港の特性に根ざした形で検討する。
次に、荷主企業や港湾物流業者、船社等へのアンケート調査、ヒアリング調査をし、それらの企業の港湾物流機能充実に対する二一ズを精査するとともに、機能充実に向けた具体的方策の実現可能性や効果等を検討し、関門港において実施すべき港湾物流機能充実の方策を抽出する。
（調査項目）
・想定しうる具体的方策に期待される効果
・想定しうる具体的方策への取り組み方針（実現可能性）等
3） 関門港における港湾物流機能充実に向けた提言
2）の結果を踏まえ、関門港における港湾物流機能充実に向けた具体的方策、行政と民間及び国と地方の役割分担、実現に向けた推進体制等について提言する。
（4）関門港における港湾物流機能充実の実現に向けた課題の整理
（3）における提言に基づき、関門港の港湾物流機能の充実を図っていくにあたっての課題を整理する。
（5）九州・山口の港湾における物流機能の充実のための基本的方向
関門港をモデル港湾とした検討結果を踏まえ、九州・山口の各港湾における港湾物流機能の充実の基本的な方向を示唆する。
1） 関門港における検討結果の適用可能性の検討
九州・山口地域及びその港湾の特性に留意しつつ、関門港における港湾物流機能の充実についての検討結果の中から、これを広く活用していくため、九州・山口地域の港湾全般に一般化して適用できる部分を抽出する。
2） 九州・山口の港湾における物流機能の充実のための基本的方向
1）を踏まえ、九州・山口の港湾における港湾物流機能の充実の基本的な方向を検討する。
