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  1. )UrbanI nfrastructure Rehabilitation and Management Projectはプノンペン市の約60kmの道路、シェムリアップ12km、シアヌークビル約10kmの道路の改良プロジェクトであり、3年計画で以下の内容を行う予定である。

    • 道路改良計画
    • 排水計画
    • 道路標識、道路照明の設置

    この調査は96年5月にドラフトファイナルレポートが提出されている。

  2. )Feasibility Studyf or Selected Priority Roadsは 97年1月にインセプションレポートが提出されたばかりで、本格調査はこれからである。この調査はプノンペン市内の約75kmの道路、ジェムリアップ80km、シアヌークビル約30kmの道路のF/Sプロジェクトであり、調査対象道路区間は上記1)のプロジェクトで1年次目に実施計画を行うことが予定されている区間を選定している。このプロジェクトでは道路インフラ関係の組織の改編・提言、及び組織の強化のための人材育成の提言も含んでいる。

    今後の道路プロジェクトに関しての世銀の考え方はおおよそ以下のようである。

    • 世銀は今後、地方部の開発に資するプロジェクトを優先的に実施していく方針であり、市街地部については、内環状線等の主要路線のみ重点的に援助する予定である。従って都市交通調査は日本の協力が得られれば良い。

    • 一都市交通M/Pのような大規模技術協力案件は、世銀を始めとした国際機関及びバイラテラル援助で協力できるのは日本だけである。将来の市の秩序ある発展には土地利用計画を含む都市交通計画(市街地化地域以外も含む)は必要な重要案件であると考えられるので、日本への期待は大きい。

 

 

 

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