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4−5. コミュニケーション施設整備
コミュニケーションを担保する公衆電話の設置場所は、トイレ、水飲み場、休憩施設、案内板等と隣接した形で設置すること望がましい。特に、海水浴場では海岸線延長が数百メートルにもおよぶため、適度な距離に1箇所の公衆電話の整備を推進すべきである。その際、高齢者及び障害者の利用し易い配慮をすることが必要である。また、海岸施設の情報や規則等を障害者、高齢者、児童等に分かりやすく正確に伝えることができるように、案内板の現在位置、形態及び仕様について配慮すべきである。

 

《解説》
米国ハワイ州ワイキキビーチの事例を写真4−5−1〜写真4−5−3に示す。ここでは、トイレに隣接する形で休憩施設、水飲み場、ゴミ捨て場、案内板、低めの公衆電話が海水浴場の中核施設として整備されている。海岸施設入口及び要所な場所には案内板を分かりやすい位置に設け、色の対比、文字の大きさ等を配慮し設置する。案内板には点字表示をし、合わせて点字案内触知図を設けることが望ましい。

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写真4−5−1 サイン計画の事例

 

 

 

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