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2−2. 地域アクセスネットワーク整備
海岸施設は単体で存在するものではなく、周辺施設との連続性、ネットワーク化によりその施設の特性を十分に発揮するものである。その観点から、海浜公園やキャンプ場、レストラン、マリンショップ、植物園、水族館、ショッピングセンター、アミューズメントセンター等との連携及びネットワークを積極的に図る必要がある。ここでいう海岸施設とは、海洋性レクリエーション施設である海浜公園、キャンプ場、海水浴場、マリーナ等である。また、公共交通機関も対象とする。
《解説》
現在、海洋性レクリエーション活動が活発に行われている海岸施設でさえ、隣接した形で存在する他の海岸施設とのネットワークが図られていないのが現状である。個々の施設間でネットワークを図ることで、海浜公園からキャンプ場・砂浜へ、キャンプ場・砂浜から水族館べといった連続性のある海からのアクセスを考慮すべきである。参考までに、デンマーク障害者臨海休暇村(Dronningens Ferieby)のゾーニング図を図2−2−1に示す。

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図2−2−1デンマーク障害者臨海休暇村のゾーニング図

 

 

 

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