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5. 海岸施設整備の現状と課題

5−1. 海洋性レクリエーション需要動向

我が国の海洋性レクリエーション参加人口は、昭和40年代の経済の高度成長期を経て急激に伸びてきた。また、海洋性レクリエーションの種類も、従来の海水浴場やプレジャーボート、海釣りといったものから、ビーチバレーやサンドバギー、ウィンドサーフィンや水上オートバイ等、多種多様なレクリエーション形態が出現するようになった。ここでは主要な海洋性レクリエーション需要の動向を整理して以下に示す。
1)プレジャーボート
運輸省の調査によると、我が国のプレジャーボートの数は平成6年実績で約32万隻となっている。また、これらのプレジャーボートの活動を担保する小型船舶操縦士の免許取得者も年々増加傾向にあり、平成6年実績で243万人に達しており、このうち水上オートバイやエンジン付きヨットの操縦に必要な四級免許取得者は約4分の3を占めている。
運輸省の将来推計では、西暦2010年における保有隻数は約45万隻となることが予測されている。図5−1−1にプレジャーボートの国内保有隻数の推移及び将来予測を示す。この他、プレジャーボートの節疇に、サーフィンやボードセイリングを含めると、数十万人の参加人数があるものと予測できる。しかしながら、活動実数は把握されていないのが現状である。

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図5−1−1 プレジャーボートの国内保有隻数の推移及び将来予測

 

 

 

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