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3−4. 高齢者及び障害者が求める海岸施設整備のあり方

図3−4−1に示す施設の不満度では、「トイレの個数・内容」が85%と特に高い値を示している。同様に、「救急設備の整った休憩施設」「砂浜等の足場の整備」も不満度が高い。しかし、全体的に不満度が70%以上のものが多く、現在の整備状況の不備が量的に示されていることが分かる。
一方、図3−4−2に示す施設への整備・改善要望では、図3−4−1に示す傾向と近似した特徴を示しており、「道路の段差・階段などの障害」「トイレの個数・内容」「救急施設の整った休憩施設」の改善要望が特に高い値を示している。その他の項目でも全て80%以上の改善要望が示され不満足を上回る結果となった。この結果は高齢者、障害者の行動領域を制限している現状と余暇活動への意欲・欲求を高める結果につながっていると考えられる。

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図3−4−1 海岸施設の不満度

 

 

 

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