表1-2 OCNの料金体系(平成9年1月現在)
出典:NTT OCNホームページ(http://www.ocn.ne.jp) ?ACATV回線のインターネット接続 加入者拡大の目的などからCATV会社が、「CATV回線を利用したインターネット接続」を商品として発売し始めた。例えば、武蔵野三鷹ケーブルテレビは平成8年10月からサービス提供を始めており、他のCATV会社でもサービス提供を予定しているところがある。 CATV回線によるインターネット接続では、CATV局にサーバ、ルーター等のLAN管理機器を設置し、各家庭にはケーブルモデムと呼ばれる変調器を設置する。このサービスでは、従来の専用線サービスと同様に常時接続状態でインターネットの利用が可能であり、利用料金も極めて低価格である。さらに通信速度も128kビット/秒が最低保証され、最大8M〜10Mビット/秒という高速の通信が可能となる。 ?Bインターネット家電の普及 インターネットの接続端末はパソコンが主流であるが、家庭用ゲーム機、インターネット接続専用端末やインターネット接続機能付きのテレビ等が平成7年ごろから発売され始めた。また、平成8年からNTT、大手家電メーカー、商社等の異業種が組んで、インターネットが利用できる家電製品の普及を目指す任意団体「イージーインターネット協会」をスタートさせた。同団体では、インターネット接続機能付きのテレビ等の簡易型端末でも見やすいコンテンツづくりの促進や、接続のための技術の標準化等を検討するものである。また、インターネット接続機能の付いた電話なども開発されている。 このような地域社会を取り巻くインターネット接続環境は急速に整備され、接続のために必要な費用も低下してきている。しかし、諸外国と比較すれば通信コストが高いなどの問題はまだ残っていると言える。
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