日本財団 図書館


(4)ソフトウェアの検討

グループウェアソフトやOAソフトの選定を行う。

1. ハードウェアとの親和性

既存のハードウェア及びネットワークを利用する場合は、グループウェアソフト製品が限られる場合があるため注意が必要である。(現段階においては、特定のOS上でしか動作しないグループウェアソフトも存在するため、ハード及びソフトの両面から検討する必要がある。

2. OAソフトとの親和性

グループウェアソフトの製品によっては、既存のOAソフトと操作性が大きく異なるものや、既存のOAソフトが利用できないものもあるため注意が必要である。なお、その製品に対応できないOAソフトは、この際廃棄することも一考である。

3. グループウェアソフトの選定

グループウェアソフトは、各社から多種多様な製品が販売されているが、将来を見越して選定する必要がある。拡張性に乏しい製品(ユーザーによるカスタマイズが不可能なものを指す)などは、利用が進むにつれて機能的な不満が生じる場合がある。

1一5 事務環境の調査・検討

ここでは、現在行われている事務に対して、グループウェアを如何に適用されていくかを検討し、コンテンツ(処理の仕組み)の作成計画を立てる。グループウェアとは、単に導入しただけでも即座に利用できる機能もある。しかし、より効果的に利用するためには、適用する事務に合わせたコンテンツ作り込む必要がある。

(1)事務手順の調査通常の業務システムの開発と同様に、グループウェアを導入する際も、現行事務内容を調査する必要がある。具体的には、現行の事務フローなどを作成し、どの部分でどのような情報の流れや働きがあるか、また、その事務に携わっている職員の動向を詳細に調査するなどが挙げられる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION