都道府県においては27団体、87システムが稼動しており、このほかに開発中の団体が10団体、19システムとなっている。
また、市町村においても632団体、953システムが稼動しており、このほかに開発中の団体が59団体、89システムとなっている。庁内LANシステムは、少量・非定型業務の効率化を図ることができることから、地方公共団体においてもさまざまな分野で利用が可能である。そのため、パソコン等をネットワークで結んだシステムが、今後急速に普及するものと思われる。
2. OA機器の利用状況
平成8年4月現在の、地方公共団体における主なOA機器の導入状況は次のとおりである。出展:地方自治情報管理概要
地方公共団体においても、従来の汎用コンピュータに馴染まない種類の事務の処理や、小規模な事務処理等のためのパーソナル・コンピュータ、文書作成や文書管理の合理化等のためのワード・プロセッサ、情報の正確かつ迅速な伝達等のためのファクシミリ等が、近年、急速に導入され、ネットワーク化により情報の効率的な利用が図られている。
また、委員会、研究会等の全庁的な組織を設け、従来のコンピュータを含む情報処理機器の総合的な利用に関する研究も進められている。