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(f)温度調整用トリマー(バイメタル)は標準状態に調整してあるので、特別な事情がない限り触れないようにすること。設定温度を変更する場合は、検ラベルをはがして調整(左回し一温度弱、右回し一温度強)する。

(g)熱板は短時間に加熱・冷却を行わせるので非常に薄い構造になっている。したがって、余り強く押付けると変形することがあるので注意する。

(h)レバーは静かに戻すようにする。

(i)熱板は傷が付かないように、注意して保管する。

(3)作業方法MBO型プラグ及びDNP型プラグの作業の手順を次に示す。

(a)ケーブルの切断ケーブル長を計測し、切断箇所を決め、切断する。なお、切断の前に、(f)のかしめ部分に使用する収縮チューブを適当長さ挿入しておく。

(b)ケーブル被覆のストリップストリッパを用いて、全プラスチック光ファイバゴードのジャケット(ポリエチレン)を、MBO型プラグで約15〜20mm、DNP型プラグで約7mm、はぎ取る。このとき、ストリッパの刃で光ファイバに傷を付けないように真すぐに引張る。

(c)ファイバ心線の挿入MBO型プラグの場合、心線をプラグに差し込んだ後、ジャケット(ポリエチレン)の部分をクリンピングツール(かしめ機)でかしめる。プラグをより強力に固定する場合は、接着剤クイックボンド30又はセメダインハイスーパEP-330を少量塗布した状態でプラグフェルール内に差込み、硬化する前にかしめを行う。DNP型プラグの場合、フライヤを用いて、プラグの後方の5〜8mmの位置でケーブルを軽く挟んでプラグに挿入す

 

 

 

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