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11.4.1 溶加材の選定

 溶加材には手動ティグ溶接用の溶接捧と、自動又は半自動ミグ溶接用及び自動ティグ溶接用の溶接ワイヤとがある。溶加材は、作業性がよく、健全な溶接金属が得られるよう滑らかな表面で、裂け目、擦傷などの欠陥や、ねじれ、鋭い折目などのくせのないものでなければならない。特に溶接ワイヤは、支障なく送給されるための適当な硬さも必要である。更に溶加材の表面に油や汚れなどが付着したり、湿気を帯びたりすると、これがアーク熱で分解して水素ガスとなり、ブローホールを生じる原因の一つともなるので、表面仕上げ

 

 

 

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