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-3. 交接地線工事

 交接地線は、すずめっき軟銅線又は平角銅線を使用し、図10.15に示すような系統で工事を行う。

配電盤、分電盤、電気機器、電気機器以外のものの接地にはできるだけ圧着端子を使用し、電気的に確実に連続させなければならない。

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-4. 電気機器の接地工事

 一般に接地の方法には、接地線による方式とメタルタッチによる方式がある。鋼船の場合は、一般に機器の取付部のメタルタッチで十分接地されることが多い。しかし、FRP船の場合は、機器の取付台と船体とは絶縁されているので、接地線による方式でなければならない。

(a) 機器の非導電金属部と交接地線との間は接地線で接続する。

(b) (a)項で用いる接地線の断面積は、表7.2を参照。

断面積の小さい場合は、銅のより線、又は銅の編組線を使用し、大きい場合は銅の編組線を使用する。なお、接地線に塗装を施してはならない。

 

 

 

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