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ただし、

N:陽極数量(個)

A:船体淡水面積(?)

da:船体防食電流密度(mA/?)

B:プロペラ表面積(イ)

db:プロペラ防食電流密度(mA/?)(銅合金450〜500)

C:プロペラ軸淡水表面積(?)

dc:プロペラ軸防食電流密度(mA/?)(ステンレス鋼100〜120)

I:陽極1個の発生電流(mA/個)

…表8.1〜8.2から選ぶ

船体防食電流密度d、は、確固たる数値は定められていないが、塗装の良否と淡水面積から図8.1により求められる。図8.1の船体防食電流密度はドック間隔が1年の場合を表わしており、ドック間隔が、半年の場合は0.5乗を乗じた値となる。

(a) 1万トンの貨物船の場合(例1)

船体淡水面積(鋼)     4,500?

ブロペラ表面積(銅合金) 30?

塗膜状態           優良

陽極寿命           1年

陽極材質           亜鉛陽極

取付方法           ボルト式(B型)

と仮定すると、船体防食電流密度は図8.1から4.5mA/?が求められ、プロペラ防食電流密度は上述の500mA/?である。陽極は表8. 1からB−8型(25×150x300?)を選び、この発生電流は470mA/個であるから、

205-1.gif

ただし、船体両舷に均等に配置するため、76個とする。

 

 

 

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