7.4 機関部監視警報システム
機関部の監視警報システムは、機関部無人化にとって最も重要なシステムで、一般に、集中制御室の監視警報システム、機関士居住区の警報システム、船橋又は船橋機関集中監視制御場所の警報又は監視警報システムから構成される。
ここでは、集中制御室の監視警報システム及び機関土居住区の警報システムの具体的内容を示す。
7.4.1 集中制御室の監視警報システム
集中制御室の監視警報システムには一般に表7.8に示す項目について、警報、遠隔指示(データロガー又は監視警報システムのCRT表示、ディジタル表示、アナログ指示計など)、機側での表示が行われる。
この表7.8は、日本船用機関学会誌第9巻第1号(1974)で取りまとめられたもので、その後の船級規則の変更などを織り込んだものであるが、平均的な内容となっているので参考にするとよい。