下に示すような回路構成となる。これらの方式は、一般に大電源容量の監視制御装置の電源に使用され、給電の信頼性、メインテナンス性などを考慮し、その方式が選定される。
(i)インバータ+スタティックスイッチ方式
船内電源正常時及び停電時共にインバータから給電する方式である。
インバータを直送電源(注:インバータを経由しない電源)と同期運転することにより、インバータ故障時にはスタティックスイッチを通して無瞬断で直送電源に切換わる。なお、インバータ点検時はスイッチで直送側に切換えることができる。
(ii)インバータ単独方式
船内電源正常時及び停電時共インバータから給電する方式である。
この点(i)の方式と同様であるが、この形式にはインバータを直送電源と同期させる装置が無いため、インバータ故障時には瞬断を生じて直送電源へ切換わる。
停電時は無瞬断で給電の継続が可能である。
(i)の方式より経済的である。