日本財団 図書館


139-1.gif

この一般式を適用する場合、図2.22のように時間経過とともに放電電流が減少するような負荷特性では、電流が減少する直前までの負荷特性に区切って必要な蓄電池容量を求めなければならない。この求めた蓄電池容量のうち最大のものが、全体の負荷に必要な定格放電率換算容量である。例えば、図2.22に示すような負荷特性の場合には、A,B及びC点で電流が減少している。したがって、A点、B点及びC点までに必要な定格放電率換算容量CA・CB・Ccのうち最も大きい値の容量が、全体の負荷に必要な定格放電率換算容量となる。

139-2.gif

<参考>

蓄電池工業会規格SBA-6001-1989「すえ置蓄電池容量算出法」の中にはCS、PS、HS、EF、MSE形鉛蓄電池とAM、AMH、AH、AHH形アルカリ蓄電池の容量換算時間の標準特性曲線が添付されている。参考としてCS、PS形及びMSE(シールドタイプ)形鉛蓄電池の最低電池温度5℃の場合の標準特性曲線を図2.23及び2.24に示す。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION