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で必要な消費電力の計算をしてもらった上で、蓄電池の容量を決定をしなければならない。

一般給電用蓄電池の容量計算は、最近は日本蓄電池工業会発行の「すえ置蓄電池の容量算出法」によることが多くなってきたので、ここでは従来から行われている計算方法による計算例に加えて、「すえ置蓄電池の容量算出法」を紹介する。

蓄電池は非常電源として使用されるか否かによって給電負荷の範囲や給電時間等が大きく異るが、ここで紹介するのは飽くまでも計算法そのものの紹介であるので、実際の計算に当たって、その蓄電池の電源としての性質をわきまえた上で、給電負荷・給電時間などを決めて計算する必要がある。

-1.従来から行われている方法による計算 表2.10に計算例を示す。計算例は限定近海航行船の場合であるが、給電対象負荷及び時間は船種、航行区域及びトン数により異なるので注意を要する。(2.6非常電源を参照。) なお、蓄電池が臨時の非常電源となる場合、定められた負荷に対しての給電時間は30分となる。

蓄電池が非常電源に該当しない場合は給電対象負荷及び時間を任意に定めることができる。

 

 

 

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