-4.励磁方式
交流発電機に励磁電流を供給する方法にはいろいろあるが、ほぼ次の三通りに分類できる。
(1)他励交流発電機
この方式は、交流発電機本体とは別個に設けた直流発電機から励磁電流の供給を受けるようにした方式の発電機である。直流発電機は本体と同軸又は本体上部に取付けられる。
(2)自励交流発電機
この方式は、発電機本体が自ら発生した交流電力の一部を取出し、これを本体とは別個に設けた整流器を含む自励装置に入れ直流に変換し、励磁電源
として使用する方式の発電機である。自励装置は発電機本体の上部に搭載する方式のものが多い。
また、この方式ではAVRがなくてもある程度の定電圧特性が得られるが、高度の定電圧特性を必要とする場合には、AVRを別に装備する必要がある。