4.2.2 パケット・レベル・プロトコル処理

本年度試作したパケット・レベル・プロトコル処理は、2つの機能ブロックに大別され各々以下に示す機能要素から構成される。

図4.2.2にパケット・レベル・プロトコル処理の機能構成を示すとともに、各機能の内容を以下に示す。

（1）サブネットワーク層管理制御機能ブロック

この機能ブロックは、サブネットワーク・コネクションの確立、維持及び終了を管理するとともに下位層とのインタフェース機能、上位層を模擬した評価シナリオ制御機能及びヒューマン・マシン・インタフェース機能を有している。

・呼制御機能

・コネクション転送制御機能

・パラメータ管理機能

・サブネットワーク送信制御機能

・サブネットワーク受信制御機能

・シナリオ展開制御機能

・操作表示制御機能

・送受信記録

（2）論理チャネル制御機能ブロック

この機能ブロックは、VDLユーザであるDTEごとに割り当てられるとともに論理チャネルの集合であり、それぞれのチャネルの中では独立してパケットの分割、再組立及び転送制御機能を有している。

・論理チャネル制御機能

・パケット分割処理機能

・パケット再組立処理機能

・誤り制御機能

・パケット送信機能

・パケット受信機能

・タイマ管理機能

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