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2.1. 7議事項目7(航空移動衛星業務(AMSS)に関する問題点)
(1)AMSS関連の検討グループ
スポットビーム導入等によるインマルサットのシステム定義マニュアル(SDM)の改訂に伴い、第10付属書内のAMSSSARPsの修正が必要となる可能性がでてきた。このため、会議では、この問題に加え下記の項目を検討するためのWG−Aを再び設置することとした。
(2)ADS支援のAMSSデータリンク
現在のところ、衛星通信(SATCOM)を利用したADSのための運用構想や手順が確定しておらず運用的にも検証されていないため、会議では技術的な実現性や経済的な実行可能性を確認するため、これまでのようにAMCPとADSPとの間の調整が必要になるであろうということが確認された。
(3)制度上の問題点
衛星通信は、特定の技術や制度的な側面を含む複雑な問題であることから、会議では、今後さらに研究を進めていくことが決定された。
(4)次世代システム
近い将来、移動衛星通信業務に利用されることが期待されているイリジウム等の非静止衛星システムが、航空界の広い範囲の衛星通信アプリケーションのコストを大幅に引き下げる可能性を含んでいるため、会議では、以下の研究に着手することが必要であるということが確認された。
・ATC及びAOCのためのAMSS要件
・AMS(R)S帯域の周波数割り当てと実現性
2.1.8 議事項目8(将来作集計画)
(1)ワーキング・グループ(WG)の構成
今後のWG構成を以下のとおりとした。
・WG−A:AMSS関連の検討
・WG−C:モード1及び2の検討
・WG−D:モード3及び4の検討
・WG−E:HFデータリンクの検討
(2)WG−Cの活動
その委託作業が完了間近のWG−Cの作業方針として以下のことが確認

 

 

 

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