
適切なlCAO組織にて通信システムに要求される性能基準を早急に制定すること。
(11)通信機器の同調周波数
VOR等将来使用しなくなる予定の周波数を、将来の通信に使用するため次の勧告が承認された。
勧告2/3 108〜137MHz帯域の将来利用
ICAOは次の検討を行うこと。
a)航空無線航法帯域として指定されている108〜117.975MHz帯域(VOR、ILS、航法とデータ)に対し、監視アプリケーションを含める要求。
b)VHF帯域へデータリンクを導入するため航空移動(R)サービス(AM(R)Sl17.975〜137MHz)へ割当てられた周波数の増加要求。
c)AM(R)Sを112〜117.975MHzへ導入する方法。
d)無線規則を調査し必要に応じ国からITUへ行う提案内容。
e)FM放送の送信電波により発生する干渉信号の除去性能。
2.1.3 議事項目3(VDLモード1(及びモード2)に関するSARPs案の作成と検証)
WG−Cが進めてきたデータ専用VDLであるVDLモード1及びモード2のSARPs案作成作業と検証作業の進捗状況についてのレビューが行われた。
(1)検証作業のレビュー
WG−Cの検証サブグループで進められてきたSARPs案検証作業については、モード1及びモード2共通のプロトコル部分については完了した。モード2の物理層として選定されたD8PSK(差動8相位相変調)については、我が国の航空振興財団における開発評価の結果を提出し、先に提出されたFAAの測定結果を裏付けた。この結果は、モード2及びモード3で共通の変調方式採用、共用通信機の可能性を裏付けるものである。
結果として、モード2のハードウェアとプロトコルについての個別の検証作業はほぼ完了したとし、第10付属書にモード1及びモード2に関するSARPs案を含めるべきことが勧告された。また、モード2ハードウ
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