
5.5.6車両
車両は近年ヨーロッパ等で導入の盛んな交通弱者にも利便性の高い低床式とする。車両の形状、外観も観光地に適した魅力的な構造とすべきである。
運転台については、車両基地への出入時及び車両基地内の入れ替え等での必要性から車両の両端に運転台のある形式とした。また、改札機器は車内に乗車キャンセラーを搭載することとした。
車両の調達については、今回は経験のある他国の車両メーカーからの輸入を前提としたが、技術提携等により国内生産が可能であれば、かなりの投資額削減が可能と考えられるので今後の検討課題である。
今回計画した車両の規格・性能の概要は下記のとおりである。
・車体寸法:幅2,3000mm高さ3,590mm長さ30,000mm
・車両床高:350mm、560mm
・加速度:4.68km/h/s
・減速度:4.68km/h/s
・最高速度:70km/h
・電圧:750V
・車体重量:約30t
・定員:座席87立席92(4人/m2)
・最小曲線半径:15m
5.6投資額
投資額の算定は、5.5施設・車両計画の項を前提として、表5−10のように概算の投資額を算定した。
なお、既設計画と変更計画の投資額の差は75.7百万Rと大きくなっているが、それは運行間隔がそれぞれ10分、3.5分という計画になっており、導入車両数の差がそのまま投資額の差となっている。施設関係のみの投資額はあまり差のないものとなっている。
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