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5.2.5LRT利用者数の推計

 

LRTへの転換利用率はLRTに関する利用条件を基準にして、ウォーターフロントでの駐車場利用条件やアクセス道路の混雑状況により変動する。ここで駐車場側の条件についてはウォーターフロントで政策的に対応可能な部分であるが、アクセス道路の混雑に関してはLRTへの転換より決まる自動車交通量とリンクしているため需要サイドのLRT転換率と供給サイドの道路容量受給が均衡する点でLRTへの転換が決定されると予想される。図5−8で示すと以下の通りである。

 

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図5−8 道路混雑度とLRT転換率

(1)LRT転換対象自動車トリップ数
先に求めた需要ポテンシャルにより現状の交通手段分担に基づく転換対象自動車トリップ数を推計すれば表5−7の通りである。☆表5−7 トリップポテンシャルからみた転換対象自動車トリップ数

 

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注.*ICS.Foreshore関連トリップについては距離条件を考慮し50%分を対象とする
#平均乗車人数=1.3人/台(Annual Commuter Study Cape Town 1994)

 

 

 

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