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2.3.2 都市機能

 

・都市圏を構成するサブ・リージョン別の特徴は次の通りである。

 

?@インナーシティ・エリア(シティ・ボウル)
大西洋に面する入江(テーブル・ベイ)に沿って発展したケープタウン旧来の市街地であり、テーブルマウンテンを背にした歴史的な位置づけを持った地区である。
?Aミドル・シティエリア
南と東に伸びる幹線道路と鉄道に沿って発達した地域であり、良好な住環境と商業、レクリエーション等の諸機能の集積もみられ、豊かな文化性を保つ地域である。
?Bアウターシテイ・エリア
1960年〜70年代にかけて開発された低所得層向けの郊外ニュータウンのエリアであり、比較的就業機会が少ない住機能を主体とする低〜中密度の開発地区から構成されている。
?C東南部地域
Khayelitsha等の住宅地域から成り、近年都市化が進んできているが、雇用機会や都市機能集積の不足が課題とされる。
?D南部地域
Hout bayやConstancia等の住宅開発地域を含めたケープ半島部の地域である。
地形的制約により幹線道路に沿ったベルト状の市街地が連続している。
?E北部地域
Table View等に代表される住宅開発地区が発達する地域である。

 

 

 

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