
本調査は、(財)日本船舶振興会(日本財団)の補助金を受けて実施したものです。
この調査においては、次の外貨交換レートを適用している.1R(ランド)=27円
外貨レート及びコストは1996年7月現在のものである。
前言
南アフリカ共和国ケープタウン市は都市圏人口310万人の近代都市である。良港と数多くの観光資源に恵まれ、大規摸な都市開発及び都市交通の整備を計画、実施中である。都市交通の現状は整備された道路と自動車が主体であり、鉄道は通勤交通の一部を負担しているに留まっている。
市は都市交通の将来を自動車のみに頼っていたのでは交通混雑と環境が悪化することを懸念し、公害の少ない軌道系の公共交通機関の導入を計画している。このような情勢の中で社団法人海外鉄道技術協力協会は「ケープタウン市新交通システム建設計画予備調査」をケープタウン市都市計画局の協力を得て実施した。
この調査報告書は、学識経験者及び専門家から構成される委員会及び専門委員会において調査方針、実施計画等についての審議、指導を受け平成8年6月に実施した現地調査の結果をもとに作成したものである。この報告書がケープタウン市の都市交通整備に活用されれば幸いである。
本調査は、財団法人日本船舶振興会(日本財団)の補助事業によるものであり、調査研究にあたりケープタウン市都市計画局並びに国内での関連資料収集に多くの方々から大変なご協力を頂きましたことに心からの感謝の意を表するものである。の意を表するものである。
1996年11月
社団法人 海外鉄道技術協力協会
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