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が可能であり、重量物デリック・クレーン(能力110トン)がある。
錨泊地における一般貨物船の荷役には、100トン・バージを使用して行っている。
曳船は、2隻(2,896馬力および2,850馬力)が使用できる。ムアリング・ボート1隻も使用できる。
清水(非常用飲料水以外)、食料、燃料油などの補給は不可能である。
1991年の入港船舶数は269基で、貨物取扱量は1,150万トンに達している。
港から55キロの地点にボケ国内空港がある。
1991年には、ボーキサイト約900万トンがカムサル港から輸出され、約310万トンがコナクリ港から輸出されている。
政府の港湾開発計画として、コナクリ港に総額6,000万米ドルを投資して、深海港湾施設および海軍修繕船用ドックなどの建設が予定されている。
(4)造船事情
現在ギニアには鋼造船を建造する造船所はない。
小型の木造漁船の建造・修理が可能な設備がある程度である。
(5)漁業事情
(A)漁業の実態
ギニアの領海は水産資源が豊富であるが、ギニア漁船による年間漁獲量は、3万トンをやや上回った程度に過ぎない。
ギニアにおける魚介類の需要は、主としてフランス、ポルトガル、アメリカなど外国から移住してきた白人を対象としており、一般住民の魚類消費量は少ない。
政府は、海外からの援助を得て、コナクリに漁業基地を建設し、漁業開発に努力している。
 

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