
このプロジェクトの投資計画には、鉄鉱石輸出のため1,200キロに及ぶ鉄道建設、首都コナクリの近辺に製鉄所および深水港の建設などが予定されていたが、世界鉄鋼市況の低迷により、この計画は変更され、ニンバ鉱床からの鉄鉱石は隣接国リベリアの鉄道を経由して輸送され、リベリアのブカナン港から輸出されることになった。
しかし、リベリア国の内乱、政情不安、環境問題などに妨げられ、リベリアとの国境沿いのニンバ鉄鉱床を中心とする大規模な鉄鉱石埋蔵地帯の開発計画は実施されていない。
このほか、ギニアにはウラニウム、コバルト、プラチナ、ニッケル、花崗岩などの有望埋蔵も発見されている。
海底油田の探査活動は、1990年代初期から引き続き行われている。
主要鉱業生産高

ボーキサイト生産高(単位:1,000トン)
1991年 17,100
1992年 16,000
(出所)同上
ギニアの製造業は、1991年にGDPの4.4%程度を占め、就業労働力の僅か0.6%がこの部門に従事している。
ギニアの主要製造業は、アルミナ精錬、その他農産物加工、建築資材製造など、輸入代替に関連のある分野である。
1982〜91年の期間に、製造業のGDPは年平均5.5%の割合で増加している。
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