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倉庫設備は、バナナ・ドックに冷蔵用上屋、漁港に民間の冷凍倉庫2棟、その他一般倉庫、木材貯蔵所などがあり、屋根付き倉庫は延べ11万トン4,000平方m、露天倉庫は延べ57万トン1,000平方m、木材置場は全面舗装で延べ約7万平方mに及んでいる。
クレーン設備は、フローティング・クレーン2基(能力150トン、25トン)、フォークリフト、移動クレーン、トラクター、トレイラー、高架クレーン2基、デリック・クレーンなどが使用できる。
コンテナ・ターミナルには、コンテナ船専用の4バース(バース22号〜25号)があるし、コンテナ専用高架クレーン(能力40トン)2基、Ro/Ro船用設備などがある。
バルク・カーゴ・ターミナルの1号バースには、穀物荷揚げ用のエレベーター、ベルト・コンベヤー、穀物サイロ(貯蔵能力3万トン)などの設備がある。
16号バースは、パーム油およびワインの積み出しに使用されている。
タンカー・ターミナルには2バースがあり、このうちドルフィン・バース(長さ170.0m)は水深9.14m、シーライン・バース(長さ213.3m)は水深12.8mであり、最大50,000DWTタンカーの収容が可能である。
清水、食料、燃料、ディーゼル油、ガスオイルなど全て供給が可能である。
曳船は、最大2,700馬力までの曳船が利用できる。船舶の入出港には曳船の使用が必要である。タンカー・ターミナルにおける船舶の離接岸には、曳船2隻の使用が必要である。
船舶修理施設は、Compagnie Abidjanaise de Reparations Navales et de Travaux Industriels(略号:CARENA)所有の浮ドック3基(最大能力10,000DWT船)および修繕用の5バースが使用できる。
港から8キロの地点にアビジャン・ポールブエ国際空港がある。
2.サンペドロ港(San Pedro)
同港は、木材、コーヒー豆、パーム油、綿花、柑橘果物、砂糖などの輸出貨物と、米、魚介類、肥料、石膏などの輸入貨物を扱っており、港はサンペドロ港湾局(Port autonome de San Pedro)によって運営・管理されている。
港内に至る水路は最大水深12.5mで、船舶の入出港には水先船および曳船の
 

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