日本財団 図書館


最近におけるアビジャン港の国際海上輸送貨物の取扱量は、次の通りである。
 

 
コートジボアールにおける主要港の設備、その他の概要は、次の通りである。
1.アビジャン港(Abidjan)
同港は、主としてコーヒー、カカオ、木材、原綿、天然ゴム、パイナップルなどの輸出港であり、年間約1,000万トンの輸出入貨物を扱っており、港はアビジャン港湾局(Port Autonome d’Abidjan)によって運営・管理されている。
港の入口の水深は干潮時10.0m、水路の許容吃水は11.28m、港外の錨泊地は水深11.3mである。
船舶の長さに制限なく、入港可能であるが、ブリディ運河の航行には水先船の使用が必要である。
主埠頭は、長さ3,130mが水深10.0mで、長さ640mが水深11.0mである。現在使用可能なバースの総数は25である。
バナナ埠頭(長さ240m、水深7.0m)には、バナナ積み出し用のコンベヤベルト、エレベーターなどの設備があり、パイナップル、その他果物、生野菜などの積み荷も行われている。
漁船専用埠頭(長さ1,070m、水深5.0m〜7.0m)は、電力、ガスオイル、清水、冷凍倉庫などを完備している。
その他、マンガン鉱積み出し用の特殊装置を完備したドック(長さ300m、水深干潮時2.0m)があり、主としてバージを使用して荷役を行っている。
このほか、木材積み出し専用の14バースおよび環状線で島の外側に15錨泊地がある。
 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION