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(7)競争相手国との競争条件の比較
(A)延払い、船価、品質等条件の比較
シェラ・レオーネが現在所有している船舶は、いずれも200G/T〜500G/T程度の小型船であり、また、なんら特異性もない極く一般的なものである。
従って、品質、性能、技術の面では、どの造船国で建造しても目立つような差異はない。
船価や延払いについても同様である。
(B)輸出対策
シェラ・レオーネの現状では、活発な船舶需要を期待することはできない。
英国をはじめ、欧州の各造船国は、シェラ・レオーネの経済事情、特に国内事情などによく精通しているため、積極的な輸出拡大策を講じてはいない。
(C)シェラ・レオーネとの経済的なつながり
シェラ・レオーネの対外貿易(1993年)は、米国への輸出が第1位を占め、これに英国、ドイツ、オランダ、スイスが続き、シェラ・レオーネの輸入では旧宗主国の英国が第1位を占め、次いでドイツ、中国、米国、日本、オランダ、フランス、イタリアの順で上位を占めている。
最近における主要相手国別貿易額は、次の通りである。
 

シェラ・レオーネの主要輸出相手国

 

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